FP2級の鬼門「取引相場のない株式の評価」を完全攻略!原則的評価方式と特例的評価方式の違いを解説

  • 2026年6月4日
  • 2026年6月3日
  • FP2級

こんにちは!一問一答.comのPaulです!

ファイナンシャルプランナー2級(FP2級)の学習、毎日お疲れ様です。

仕事や家事の合間をぬっての勉強は、時間の確保だけでも本当に大変ですよね…。

 

さて、今回は「相続・事業承継」分野から、多くの受験生が頭を抱えるマニアックな難所、「取引相場のない株式の評価(非上場株式の評価)」を深掘りしていきます。

 

「類似業種比準方式って何?」「配当還元方式はどういう時に使うの?」と、テキストの文字を追うだけではなかなか頭に入ってこないのではないでしょうか。

今回は、この単元の悩みを解決し、本番で確実に得点源にするための対策をお伝えします!

1. FP2級「取引相場のない株式の評価」が難しい理由と学習のコツ

 

FP2級の相続・事業承継分野では、不動産の評価と並んで出題されやすいのが「株式の評価」です。

上場株式であれば、市場価格(株価)があるため評価は比較的シンプルですが、問題は「取引相場のない株式(非上場株式)」です。

 

この単元が難しく感じる理由は、ズバリ「誰がその株式を取得するか」と「その会社の規模」によって、計算に使う評価方式がコロコロ変わるからです。
用語も漢字ばかりで難解なため、丸暗記しようとするとすぐにパンクしてしまいます。

まずは「全体像」を捉えることが最優先

 

この単元を攻略するためには、いきなり用語を暗記するのではなく、「評価方式を決定するフローチャート」を頭の中に描くことが大切です。

細かな計算式を覚えるよりも、「どの場面でどの方式を使うのか」というルール判定の仕組みを理解することが、合格への一番の近道になります。

 

Paul先生
いきなり細かい計算式を覚えようとすると挫折してしまいます!まずは「株主が誰か」という大前提を確認するクセをつけましょう。

 

評価方式を決める際、最初に確認すべきなのは「株式を取得した人が、その会社の同族株主かどうか」です。

ここが、すべての評価のスタートラインになります。

 

2. 「同族株主」かどうかが運命の分かれ道!評価方式の判定ルール

 

取引相場のない株式の評価は、大きく分けて「原則的評価方式」「特例的評価方式」の2つが存在します。

まずは、この2つの違いをしっかりと押さえましょう。

原則的評価方式(経営支配力がある場合)

 

株式を取得した人が、その会社の「同族株主(経営に強い影響力を持つ一族など)」である場合、会社の資産や利益を自由に動かすことができる立場にあるとみなされます。

 

そのため、会社そのものの価値をしっかりと評価する「原則的評価方式」が適用されます。

 

原則的評価方式は、さらに会社の規模(大会社・中会社・小会社)によって、以下の3つの方式に細分化されます。

 

大会社:原則として「類似業種比準方式」
小会社:原則として「純資産価額方式」
中会社:上記2つの「併用方式」

 

大会社は上場企業に近い性質を持つため、上場している同業他社の株価を参考にする「類似業種比準方式」が適しています。

 

ちなみに、この類似業種比準方式では、評価する会社と似た業種の上場企業の株価をベースにして、「1株当たりの配当金額」「1株当たりの利益金額」「1株当たりの純資産価額(簿価)」の3つの要素を比較して計算します。

 

一方、小会社は会社の規模が小さく、資産そのものの価値に重点が置かれるため、会社の純資産をもとに計算する「純資産価額方式」が用いられます。

これは、会社が今解散した場合、株主にいくらのお金が残るか(解散価値)を計算するイメージです。

特例的評価方式(経営支配力がない場合)

 

次に、株式を取得した人が「同族株主以外の株主(少数株主)」である場合を考えましょう。

 

この人たちは、経営に参加する権利が弱く、会社を解散させて資産を分けるような権限もありません。
彼らにとっての株式の価値は、「毎年いくらの配当金がもらえるか」という点に尽きます。

 

そのため、会社の純資産などは気にせず、過去の配当金額だけをもとに株価を安く評価する「配当還元方式(特例的評価方式)」が適用されます。
ここでの最大の注意点は、「会社の規模に関わらず、同族株主でなければ常に配当還元方式になる」ということです。

理解度チェック!マルバツクイズに挑戦

 

それでは、ここまでの知識が定着しているか、マルバツ式のクイズで確認してみましょう!

 

本試験でもよく問われる引っ掛け問題ばかりです。

 

Q1. 取引相場のない株式を、同族株主以外の株主(少数株主)が取得した場合、その会社が大会社であれば、原則として類似業種比準方式により評価する。〇か✕か。

 

 

 

正解は……「✕」です!

解説:取得したのが「同族株主以外の株主」である場合、会社の規模(大・中・小)は一切関係ありません。
経営支配力がないため、特例的な評価である「配当還元方式」が適用されます。

 

 

Q2. 取引相場のない株式の原則的評価方式において、小会社の株式は、原則として純資産価額方式により評価する。〇か✕か。

 

 

 

正解は……「〇」です!

解説:小会社の場合は、会社の規模が小さく、資産価値に着目して評価するため「純資産価額方式」が適用されます。
なお、納税者の選択により、類似業種比準方式との併用方式を選択することも認められています。

 

 

Q3. 類似業種比準方式による株価の計算において、比準する要素は「1株当たりの配当金額」「1株当たりの利益金額」「1株当たりの純資産価額(簿価)」の3つである。〇か✕か。

 

 

 

正解は……「〇」です!

解説:この3要素は試験でも頻出です。上場企業との比較を行うための重要な指標となるため、しっかりと覚えておきましょう。

3. 暗記と理解のバランス!効率的な勉強法は?

「取引相場のない株式の評価」の全体像、少しスッキリしましたか?

FP2級の学習全般に言えることですが、独学で合格を掴むためには「テキストでじっくり理解すべき部分」「アプリでサクッと暗記すべき部分」を見極めることが非常に重要です。

テキストや過去問で「判定プロセス」を鍛える

 

今回解説したような「同族株主か否か」「会社の規模はどうか」という評価方式の判定フローについては、まずはテキストや参考書の図表を何度も確認してください。

こればかりは、全体のつながりを理解しないと、本番で問題の意図を読み違えてしまいます。

 

テキストを読み込み、過去問演習を通して「あ、この問題は同族株主以外だから配当還元方式だな」と、瞬時に判断できる思考回路を作り上げましょう。

こうした「論理的な理解」が求められる部分は、過去問を広げてじっくり紙の上で解く勉強法が最適解です。

細かな条件や用語は「一問一答アプリ」で反復暗記!

 

一方で、判定フローを理解した後に残る「大会社=類似業種比準方式」「小会社=純資産価額方式」といった個別の用語の組み合わせや、例外規定の条件については、単なる暗記作業になります。

 

こうした「知っているか、知らないか」で決まる単純な暗記作業であれば、机に向かってノートにまとめるのは時間がもったいないです。

スマホなどの一問一答アプリを使った反復学習が最適解と言えます。

 

Paul先生
「理解」はテキストと過去問でじっくりと。「暗記」はアプリでスピーディーに。この使い分けができるようになれば、FP2級の学習効率は劇的にアップするよ!

 

人間の脳は、何度も繰り返し触れた情報を「重要な知識」として記憶に定着させます。

通勤電車の中、トイレの時間、寝る前の5分間など、ちょっとした隙間時間にアプリを開いてポチポチと問題を解く。

たったこれだけの積み重ねが、本番での確実な1点に繋がるのです。

 

もし、どのアプリを使えばいいか迷っているなら、ぜひ一問一答.comのファイナンシャルプランナー2級アプリを試してみてください。

FP2級の膨大な試験範囲から、頻出ポイントを厳選し、サクサク解けるように設計されています。

 

マニアックな分野だからと捨て問にするのではなく、正しいアプローチで学習して、ライバルに差をつけましょう!

 

まとめ:隙間時間で確実に合格を勝ち取るために

独学での資格勉強は、いかに毎日の「隙間時間」を有効活用できるかが鍵になります。
通勤時間や休憩時間にスマホでサクッと学べる「一問一答アプリ」で、効率よく知識を定着させましょう!

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