こんにちは!一問一答.comのPaulです!
独学でFP3級の合格を目指して勉強を頑張っている皆さん、毎日の学習本当にお疲れ様です!
テキストを読み進めていく中で、「タックスプランニング」の分野に苦手意識を持っていませんか?
所得税の計算は、「事業所得」や「給与所得」など様々な所得区分があり、それぞれに独自のルールや控除が存在するため、覚えることが多くて頭がパンクしそうになりますよね。
今回は、そんなタックスプランニングの試験範囲の中でも、頻出でありながら多くの受験生が本試験でポロっと失点してしまう「退職所得」の計算について深掘りして解説していきます。
YouTubeでも資格試験の出題をしております♪ぜひチャンネル登録もお願いします♪
1. 退職所得の計算で受験生が陥りやすい「3つの罠」

退職所得は、長年の勤務に対する慰労金としての性質や、老後の大切な生活資金となる性質を持っています。
そのため、他の所得(給与所得など)と比べて、税金が非常に安くなるような優遇措置(計算上の仕組み)が取られています。
しかし、その「優遇する仕組み」こそが、受験生を悩ませる複雑な計算ルールを生み出しているのです。
まずは、受験生が引っかかりやすい「3つの部分」を整理しましょう。
・2:退職所得控除額の計算における「20年の壁」
・3:最後の計算で「2分の1」を掛け忘れる
1. 勤続年数の端数処理(切り上げか?切り捨てか?)
退職所得の計算において、最も基礎となり、かつ最も間違えやすいのが「勤続年数の端数処理」です。
例えば、勤続年数が「15年3ヶ月」だった場合、この3ヶ月をどう処理するかが問題になります。
FP試験の他の分野では「端数は切り捨て」となるケースもあるため、混同してしまう方が非常に多いのです。
結論から言うと、退職所得の勤続年数は「1日でも端数があれば、1年に切り上げる」のが正解です。つまり「15年3ヶ月」であれば、「16年」として計算します。
2. 退職所得控除額の計算式(20年の壁)
勤続年数が確定したら、次は「退職所得控除額」を計算します。
ここは、勤続年数が「20年以下」か「20年超」かによって、計算式がガラッと変わる最大の難所です。
40万円 × 勤続年数 (※最低80万円)
・勤続年数20年超の場合
800万円 + 70万円 × (勤続年数 - 20年)
20年を超えると、1年あたりの控除額が40万円から70万円に跳ね上がります。
長年働いてくれた人ほど、税金を大幅に安くしてあげようという国の配慮ですね。
ここでよくあるミスが、20年超の計算をする際に「(勤続年数 - 20年)」の部分を忘れて、そのまま年数を掛けてしまうことです。必ず「20年を超えた分の年数」に70万円を掛けるように注意してください。
3. 最後に「2分の1」を忘れる
退職所得の金額を求める最終ステップの計算式は以下の通りです。
退職所得の金額 = (退職収入金額 - 退職所得控除額) × 1/2
せっかく退職所得控除額を正しく計算できたのに、最後にこの「1/2」を掛け忘れて失点する方もおられます。
退職金は一度に大きな金額が入るため、そのまま税金をかけると高額になりすぎてしまいます。だからこそ「半分にしてから税金をかける」という最強の優遇があることを絶対に忘れないでください。
2. 実戦演習!退職所得のマルバツクイズに挑戦

それでは、ここまで解説した内容がしっかり定着しているか、実際の試験形式に近いマルバツクイズで確認してみましょう!
知識の定着度を測る〇✕クイズ
【問題1】
勤続年数が18年5ヶ月の者の退職所得控除額を計算する場合、その勤続年数は18年として計算する。〇か✕か。
【問題1の解答と解説】
解答:✕
退職所得における勤続年数の端数は「切り上げ」となります。1日でも端数があれば1年としてカウントするため、18年5ヶ月の場合は「19年」として計算するのが正解です。
【問題2】
勤続年数が25年の者の退職所得控除額は、「800万円 + 70万円 × (25年 - 20年)」の算式により計算される。〇か✕か。
【問題2の解答と解説】
解答:〇
勤続年数が20年を超えているため、20年超の計算式を使用します。
20年分までの控除額である「800万円(40万円×20年)」に、20年を超えた「5年分(25年-20年)」に70万円を掛けた金額を足すため、設問の通りとなります。
【問題3】
退職所得の金額は、原則として「(退職手当等の収入金額 - 退職所得控除額)× 1/2」の算式によって求められる。〇か✕か。
【問題3の解答と解説】
解答:〇
設問の通りです。退職所得は、収入金額から退職所得控除額を差し引いた後、最後に「1/2(半分)」にすることで求められます。この「1/2」は絶対に忘れないようにしましょう。
(※役員等としての勤続年数が5年以下の場合は1/2にできない等の例外規定はありますが、原則はこの計算式です。)
3. 退職所得を確実にするための「最適な勉強法」

さて、退職所得の単元を深掘りしてきましたが、独学でFP3級を勉強する際、どのように学習を進めるのが一番効率的なのでしょうか?
FP3級の学習において大切なのは、「暗記すべきこと」と「手を使って計算すべきこと」を明確に分けて対策を立てることです。
ルールや計算式は「一問一答アプリ」でスキマ時間暗記
「端数は切り上げであること」「20年以下は40万円、20年超は70万円」「最後に1/2を掛けること」といった単純なルールの暗記作業であれば、スマホでサクサク解ける「一問一答アプリ」が間違いなく最適解です!
通勤中の電車の中や、お昼休みの5分間、寝る前の布団の中など、わざわざ机に向かわなくても、スキマ時間で何度も反復することで、ルールは自然と脳に刷り込まれていきます。
暗記のために重いテキストを広げてノートに書き写すのは、時間の無駄になってしまうことが多いのです。
ルールの暗記には、ぜひ一問一答.comのFP3級アプリを活用してみてください。先ほどのマルバツクイズのように、テンポよく知識を定着させることができます。
実際の計算手順は「過去問演習」で慣れる
一方で、本試験で出題される「具体的な数字を使った計算問題(実技試験など)」においては、アプリだけでは不十分な場合があります。
計算式を暗記していても、実際に電卓を叩いてみると、「あれ?この数字はどこから持ってくるんだっけ?」と手が止まってしまうことがよくあるからです。
そのため、「実際の計算問題を解く際は、必ず机に向かって過去問集やテキストを使い、自分の手と電卓を動かして演習すること」を強く推奨します。
このメリハリを持たせた勉強法こそが、独学で一発合格するための最強の戦術ですよ!
まとめ:隙間時間で確実に合格を勝ち取るために
独学での資格勉強は、いかに毎日の「隙間時間」を有効活用できるかが鍵になります。
通勤時間や休憩時間にスマホでサクッと学べる「一問一答アプリ」で、効率よく知識を定着させましょう!
▼ 一問一答.comが作成した「FP3級」対策アプリはこちら
https://ichimonittou.net/products/fp3