こんにちは!
一問一答.comのPaulです!
ケアマネジャー(介護支援専門員)の試験勉強、順調に進んでいますか?
特に福祉系・相談系の職種から受験される方にとって、最大の壁となるのが「保健医療サービス分野」ではないでしょうか。
「医療用語が難しくて頭に入らない…」「数値やカタカナ語が覚えられない…」と悩む声を本当によく耳にします。
でも、安心してください。
ケアマネ試験における医療分野は、決して「医師や看護師のような深い専門知識」を求めているわけではありません。
大切なのは、ケアマネジャーとして「利用者の異変に気づき、適切に医療職へつなぐための知識」を持っているかどうかです。
今回は、その中でも特に受験生が苦手意識を持ちやすく、かつ毎年のように出題される「在宅での医療管理(胃瘻・インスリン・カテーテル等)」と「ターミナルケア」に絞って、深掘り解説をしていきます。
この記事を読み終える頃には、曖昧だった知識が整理され、自信を持って問題に挑めるようになっているはずです!
1. 在宅での経管栄養(胃瘻)とインスリン療法の注意点

在宅生活を支える上で、医療的ケアの知識は欠かせません。
まずは、出題頻度の極めて高い「胃瘻(いろう)」と「インスリン注射」について整理しましょう。
胃瘻は、単に「栄養を入れるだけ」ではありません。
注入時の体位や、注入後の観察ポイントが試験では厳しく問われます。
・注入時の体位は、上半身を30~60度程度起こした「セミファーラー位」が基本である
・注入後、すぐに横になると逆流や誤嚥性肺炎のリスクがあるため、30分~1時間程度は体位を保持する
・カニューレ(管)が抜けてしまった場合は、瘻孔が閉塞しないよう、速やかに医療機関に連絡する必要がある
・口腔ケアは、経口摂取をしていない利用者であっても、細菌繁殖を防ぐために必須である
それでは、ここで一問一答クイズです!
【問題】
胃瘻による経管栄養を行っている利用者において、栄養剤の注入後に下痢が続く場合、注入速度を速めることで症状が改善することがある。
〇か✕か。
【解答】
✕
【解説】
逆です!注入速度が速すぎると、腸の浸透圧の関係で下痢を引き起こしやすくなります。
下痢が見られる場合は、注入速度を遅くしたり、栄養剤の温度が低すぎないか(人肌程度か)を確認するのが正解です。
次に、インスリン療法についてです。インスリンで最も注意すべきは「低血糖」です。
【問題】
インスリン自己注射を行っている利用者が、冷や汗、震え、強い空腹感を訴えた場合、まずは速やかに血糖値を下げるための対応を行うべきである。
〇か✕か。
【解答】
✕
【解説】
これは典型的な「ひっかけ問題」です。
冷や汗、震え、強い空腹感は「低血糖」のサインです。
この場合は血糖値を「上げる」ために、ブドウ糖や砂糖が含まれる飲料を摂取させる必要があります。
ケアマネジャーとして、利用者の居宅に必ずブドウ糖が備えられているか確認しておくことも大切な業務です。
一問一答.comでも、こうした「現場で起こりうる判断」に関する問題が数多く収録されています。
2. 留置カテーテルと在宅酸素療法の管理

続いて、在宅でよく見られる「尿道留置カテーテル」と「在宅酸素療法(HOT)」について深掘りしましょう。
ここは、物理的な「位置関係」や「火気厳禁」といった基本的なルールがよく出題されます。
特に尿道留置カテーテルについては、「逆行性感染」を防ぐための知識が不可欠です。
・蓄尿バッグ(ウロバッグ)は、常に膀胱よりも「低い」位置に保持する
・カテーテルの折れ曲がりや圧迫がないか、こまめに確認する
・水分摂取制限がない限り、尿量を確保し自浄作用を促すため、十分な水分摂取を勧める
【問題】
尿道留置カテーテルを使用している利用者が歩行する際、蓄尿バッグは尿の逆流を防ぐため、腰より高い位置で持つのが適切である。
〇か✕か。
【解答】
✕
【解説】
バッグを膀胱より高く上げると、バッグ内の尿が膀胱に逆流し、尿路感染症(腎盂腎炎など)の原因になります。
移動時も必ず「膀胱より下」を徹底してください。これは実務でも非常に重要なポイントです。
また、在宅酸素療法(HOT)についても見ていきましょう。
【問題】
在宅酸素療法において、酸素濃縮装置や酸素ボンベを使用している室内では、火気の使用を禁止しなければならない。
〇か✕か。
【解答】
〇
【解説】
その通りです。酸素そのものは燃えませんが、燃焼を助ける性質(助燃性)が非常に強いため、タバコやストーブなどの火気は厳禁です。
火気から2m以上(施設等では5m以上が推奨されることも)離すという具体的な距離感も覚えておきましょう。
3. ターミナルケア(看取り)とアドバンス・ケア・プランニング(ACP)

最後に、近年の試験で非常に重視されている「ターミナルケア(終末期ケア)」についてです。
厚生労働省の指針(人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン)に基づいた出題が増えています。
ここで重要なキーワードは「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」、愛称「人生会議」です。
本人の意思が尊重されることが大原則ですが、意思表示ができなくなった場合にどうするか、家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合うプロセスそのものを指します。
・本人の意思は変化しうるものであるため、一度決めたことも「繰り返し」話し合う必要がある。
・身体的苦痛(痛み)だけでなく、精神的苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルな苦痛を含めた「全人的苦痛(トータルペイン)」の緩和を目指す。
・家族へのグリーフケア(遺族の悲嘆へのケア)も、ターミナルケアの重要な一部である。
【問題】
終末期における本人への意思確認において、一度書面で示された意思表示については、法的な効力を持たせるため、後から変更することはできない。
〇か✕か。
【解答】
✕
【解説】
本人の意思は、その時々の状況や心境によって変化するものです。
そのため、「いつでも、何度でも」変更が可能であることがガイドラインにも明記されています。
ケアマネジャーは、常に本人の現在の想いに寄り添う姿勢が求められます。
もう一問、実践的な問題です。
【問題】
がん末期の利用者が自宅での看取りを希望している場合、訪問看護ステーションによる「ターミナルケア加算」を算定するためには、死亡日及び死亡日前14日以内に2回以上の訪問看護を実施している必要がある。
〇か✕か。
【解答】
〇
【解説】
これは介護報酬の知識も絡めた難問ですが、正しい内容です。
医療保険と介護保険、どちらの訪問看護を利用しているかによってルールの細部は異なりますが、「死亡日及び死亡日前14日以内」という期間設定はよく試験に出る数字ですので、覚えておきましょう。
保健医療分野の学習は、一見すると暗記量が多くて圧倒されそうになります。
しかし、一問一答.comを繰り返し活用して「なぜそうなるのか?」という根拠と一緒に覚えていくことで、知識は必ず定着します。
独学の皆さんは、一人で悩まず、質の高い問題に数多く触れることで、合格への最短ルートを突き進んでください!
1. 在宅での経管栄養(胃瘻)とインスリン療法の注意点
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