こんにちは。
一問一答.comのPaulです!
インテリアの知識を深めていくと、必ずいつか突き当たる壁があります。
それが「建物の構造や法律」などの知識です。インテリアコーディネーター試験でも出てくる部分ですが、ここではさらに深掘りした知識が求められます。
その最高峰の証明となるのが、国家資格である「二級建築士」。
これまでのインテリアコーディネーターなどの民間資格とは一歩も二歩も違う、この試験の実情について、合格を目指す皆さんが知っておくべきポイントをまとめました。
2級建築士資格とは

二級建築士は、都道府県知事から免許を受ける立派な国家資格です。
※受験資格があります!必要な方はこの段落の最後の「受験資格」を読んでみてください。
リフォームやリビングの資格が「提案の質を高めるもの」だとすれば、二級建築士は「家そのものを設計し、建てる責任を持てる」資格。
その責任の重さゆえに、試験の内容も非常に広範囲です。
そして、試験は大きく「学科」と「設計製図」の2段構え。
学科試験では、計画・法規・構造・施工の4科目を網羅する必要があり、どれか一つでも足切り点に届かなければ不合格という厳しいルールがあります。
インテリアの知識をベースにしつつも、建物の骨組みや複雑な法律、現場の工程管理など、家づくりのすべてを裏側から支えるプロの知識が求められる試験です。
受験資格
二級建築士の受験資格:3つのルート
二級建築士の受験資格は、大きく分けて以下の3つのパターンがあります。
1. 学歴ルート(大学・短大・専門学校など)
指定された建築関連の科目を履修して卒業した方は、卒業後すぐに受験が可能です。
大学・短大・高等専門学校(高専)卒業: 実務経験0年で受験OK
建築系の専門学校(2年制など)卒業: 実務経験0年で受験OK
法改正後のポイント: 以前は「卒業+実務経験」が必要でしたが、現在は**「卒業さえしていれば、まず試験は受けられる」**ようになりました。ただし、試験に合格した後、免許を登録して「二級建築士」と名乗るためには、学校の種類に応じて0〜2年程度の実務経験が必要になる場合があります。
2. 高校卒業ルート
建築系の高校を卒業した方も受験資格が得られます。
建築系の高校卒業: 実務経験3年以上で受験可能
こちらも以前は「実務経験を積んでからでないと試験を受けられなかった」のですが、現在は**「卒業後すぐに試験自体は受けられる」**ようになっています(※ただし、免許登録には3年の実務経験が必須です)。
3. 実務経験のみルート(学歴不問)
建築系の学校を出ていない「完全な初学者」の方でも、現場での経験があればチャンスがあります。
実務経験のみ: 7年以上の実務経験で受験可能
インテリア販売や単なる事務ではなく、設計、施工管理、現場監督の見習いなど、建築の実務に携わった期間が通算7年必要です。
IC試験の学科と比較すると・・・

難易度について少しお話しをしましょう。
もし、インテリアコーディネーター(IC)試験の難易度を「6〜7」くらいとするならば、二級建築士は「10」と言えるほどの差はあります。
最大の違いは、問題の選択肢の数(語群の数)と出題の難易度です。
IC試験は3択問題が多く、ある程度の消去法が通用しましたが、二級建築士は基本が「5択問題」。
さらに、単に用語を知っているだけでは解けず、「なぜそうなるのか?」という仕組みを深く理解していないと、巧妙に作られた誤答に引っかかるようになっています。(そもそもワードの意味だけをしっかり覚えても正解するのが難しいです…。)
「インテリアの知識を深掘りしたもの」という側面もありますが、出題のレベルは別次元ですね。
国家資格として、生半可な理解では合格させないという強い意志を感じる構成になっています…。
合格に必要な勉強期間と勝ち抜くための学習法

二級建築士に挑戦するなら、しっかりとした長期計画が必要です。
一般的な勉強期間の目安は、最低でも半年から1年。学習時間にして600〜1,000時間程度が必要と言われています。
短期集中でなんとかなるレベルではなく、日々の積み重ねが合否を分けます。
学習のコツは、法規などの暗記科目は「法令集」を使いこなし、構造などの理解が必要な科目は「図解」を徹底的に読み込むこと。
問題に対しての耐性は、基本は過去問を解くことですが、5択の選択肢一つひとつに対して「なぜこれが正解で、他が間違いなのか」を説明できるまで繰り返す必要があります。
また、学科を通った後には「製図(手書きで図面を引く)」というもう一つの大きな山が待っています。独学にこだわらず、必要に応じて資格スクールなどを活用するのも、この難関を突破する一つの賢い戦略です。
計画的に、長期目線で勉強を進めるようにされてください!
まとめ
最後に、覚悟を持って挑むための「2級建築士」要約です!
・国家資格であり、設計・管理ができる一生モノの武器になる。
・難易度はIC試験の倍(10/10)。5択問題の壁が非常に厚い。
・半年〜1年の長期戦を覚悟し、計画的に学習を進める必要がある。
・学科だけでなく設計製図もあり、総合的な「建築力」が試される。
二級建築士への道のりは決して楽ではありません。しかし、この資格を手にした時、あなたの見える景色は劇的に変わります。
インテリアのプロから「建築のプロ」へ。その大きな一歩を踏み出せる資格を持っている方はチャレンジされてみてください!